第十一回 近畿大学日本文化研究所 学術講演会
「宮沢賢治の世界」 講師:近畿大学名誉教授 綱澤満昭

日時 平成22年6月23日(水) 午後1時10分〜2時40分
場所 近畿大学 Eキャンパス A館(文芸学部)3階301教室


【講演要旨】
いま、なぜ宮沢賢治なのか。賢治は多くの童話を書いた。彼はそのことを通してなにを語ったのか。
現代人がもうとっくに忘れてしまったもの、喪失してしまったものに照明をあて、
それらを忘れることから発生している現代社会の諸々の苦難と病弊に彼は正面からむきあってくれている。
腐敗と混迷を続ける現代社会の病巣をつきとめ、そこに鋭いメスを入れている。
いま、私たちは、あらためて賢治の英知を静かに学び、彼のつぶやきを聞かねばならないと思う。

【著書】
「近代日本の土着思想―農本主義研究」 (昭和45年)
「日本の農本主義」 (昭和47年)
「宮沢賢治―縄文の記憶」 (平成2年)
「柳田國男の思想世界」 (平成5年)
「農の思想と日本近代」 (平成16年)
「鬼の思想」 (平成21年)
ほか多数
近畿大学日本文化研究所
第十回 近畿大学日本文化研究所 学術講演会
「廃村と過疎の風景」 講師:浅原 昭生(あさはら あきお)

平成21年11月27日(金) 午後1時10分〜
近畿大学文芸学部2階203号教室


《講師より》
私は、東京の出版社に勤め、社会人向け通信教育教材の企画・編集に携わっています。
そのかたわらで、全国各地の廃村を調べ、めぐり、その記録をまとめてきました。
廃村や過疎の村の風景は、わびしく寂しくも、美しくのどかです。
分校跡や神社、お地蔵さんなど、往時をしのぶものとの出会い、地域の方との出会いは、廃村をめぐる旅の醍醐味です。
講義では、画像や資料を通して、全国各地の廃村や過疎の村の様子を紹介します。
廃村や過疎の村から日本を見ると、都市からとは異なるものが見えてきます。
仕事と趣味(研究)の二足のわらじの楽しみも感じでもらえたらと思います。

《講師略歴》
浅原 昭生(あさはら あきお
昭和56年春、新潟県への旅で、偶然初めて廃村(角海浜)を訪ねる。
昭和63年秋、岐阜県の大規模ダム建設による廃村(徳山村)を訪ねる。
平成 2年より、日本技能教育開発センターに勤務。
平成11年秋、「秋田・消えた村の記録」の著者、佐藤晃之輔先生に出会う。
      これより、本格的な廃村の研究を始める。
平成12年夏、長崎県のかつて炭鉱があった廃都市(軍艦島)を訪ねる。
平成13年春、冊子「廃村と過疎の風景」第1集出版。
平成18年春、「廃村と過疎の風景」第2集出版。
      日経新聞文化欄に取り上げられる(廃村の記憶 風化させず)。
平成20年冬、NHK-BS「熱中時間」に取り上げられる(廃村巡り熱中人)。
  平成20年夏、TBS「徳光和夫の逢いたい」に取り上げられる。
平成21年春、「廃村と過疎の風景」第3集出版。
平成22年春、「廃村と過疎の風景」第4集(資料集「廃村千選」)出版予定。

近畿大学日本文化研究所 学術講演会

近畿大学日本文化研究所
第一回 平成16年11月8日
五木 寛之 「暗愁のゆくえ」

第二回 平成17年4月26日
森 富子 「森敦を語る」

第三回 平成18年7月7日
加藤 清之 「巨人・加藤唐九郎の世界―土と炎と魂と―」

第四回 平成18年10月26日
谷川 健一 「柳田民俗学の功罪」

第五回 平成19年7月6日
山折 哲雄 「宮沢賢治と現代」

第六回 平成19年11月15日
野崎 研二 「無実と無罪の落差」

第七回 平成20年6月2日
具志堅 幸司 「わたしと体操−体操競技と日本文化」

第八回 平成20年11月27日
冷泉 為人 「日本人のこころ−文学と絵画をめぐって」

第九回 平成21年6月25日
山折 哲雄 「良寛と現代」
近畿大学日本文化研究所
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